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群馬県吉井町にある、小串カタクリの里と言うところへ行ってきた。 ちょうどカタクリが満開であると教えてもらったので、実家から帰るついでに、寄ってみることにした。 両親も見たいというので、帰りは電車で帰ってもらうことにして、一緒に行ってきた。
上信越道の吉井インターを降りて、国道254号方面へ向かう。 インターを降りてからだと、とりあえずまっすぐだ。 254にぶつかったら、そこを右折して、「小串」という信号まで、道なりに進む。 すると、右前方に丘と駐車場が見えると思うので、右折すれば良い。
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私の家族はよく尾瀬に行っていたので、おそらく、私の両親も、あの一面の水芭蕉やニッコウキスゲを期待していたのではないかと思う。 私も、車を降りたとき、「あれ、案外こぢんまりとしているな」と言う印象だったし、両親もちょっと的がはずれたようであった。 しかし、近づいてみると、そうではない。 本当に一面に、カタクリの花が満開に咲き誇っているのだ。
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この小串では、乱獲によって自生のカタクリが激減してしまったが、小学生や高齢者たちが、それを復活させようと植え付けてきたのが、このカタクリの里になったらしい。 植わっているのは約5万本だそうである。 しかも、カタクリは北東斜面を好んだり、嫌地性があったりと、育てるのが難しいらしい。 地元の人たちの、カタクリへの愛着や、これまでの努力が強く感じられるのだ。
見に来ている人も、あまり遠くから来ているような感じではなく、また、良くある桜の名所のように、人だらけで桜が見えない、と言ったこともない。 こぢんまりとしていると書いたが、確かにその通り、ゆっくり歩いて、おおよそ30分程度で一周できる。 だが、それはそれで良い雰囲気を出しているのだ。
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午後からは雨が降ってしまった。 東京の桜はこれで散ってしまうだろう。 小串のカタクリも、もうそろそろ色あせてきていた。 これからは新緑が芽吹く季節だ。 楽しみなシーズンになってきた。