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Cossacks: Cossacks IIの紹介

旧サイトから、Cossacksに関するエントリーいくつか移行したが、このエントリーではその続編である、Cossacks IIについて紹介したいと思う。 Cossacks IIはCossacksと同じく、GSC Game Worldの制作、CDV Softwareの販売、Zooによる日本語版の販売、と言う体制になっている。 内容もCossacksから、内政の面を少なくして、より戦術を楽しめるように強化されている。

発売からしばらくたつが、正直なところ、私のマシンはスペックが足りず、特にゲームの後半で動きがもたつくので、あまりやっていないのが現状だ。 ゲームとしても完成度がやや低く、「ヨーロッパの戦い」という、ヨーロッパに自国の領土を広げていくという、Rise of Nationsで言うところの「世界征服キャンペーン」があるのだが、これが途中セーブが出来なかったり、終了するとそのプレイヤーでは二度と遊べなかったりと、何とも遊びにくい。 ただ、おきまりの拡張パックは開発が進んでいるようで、本家の公式サイトではアナウンスがなされている。

本作の最大の特徴は、経験を積むことによって士気と攻撃力が高まり、少ない人数でも、それを上回る軍隊を打ち破れる、と言うシステムだ。 確かに、士気が高い連隊はほぼ同じ人数の連隊に対してはまず負けることはない。 しかし、そうやってせっかく育てていった連隊も、2倍程度の敵がくると、案外あっけなく潰走してしまう。 結局、戦争は数の勝負、と諭されているようにも感じた。

私がCossacks IIで一番好きなのは、実はオープニングのムービーである。 こういうムービーは、良く3Dで描写されることが多いが、Cossacks IIではなんと実写である(まさかあれはCGではあるまい)。 よくもまあ、あれだけの人間を動員して撮影したと思うが、メーカーの意気込みが強く感じられる。 何となく、ソ連版「戦争と平和」に通じるものがある。

あまりCossacks IIの魅力を伝えられていないようにも思えるが、最新鋭のマシンをお持ちの方は、是非とも大規模な戦闘を軽快に楽しんでもらいたい。