IrodorI One-Poem World

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One-Poem: 自己紹介シリーズ: 車: HONDA Logo

自己紹介といっても、私自身のことを紹介するわけではない。 私の身の回りのものを紹介していくことで、私という人間のことをわかっていただければ、ということである。 まずはじめに、私の生活になくてはならない車について書いてみようと思う。 そのうち、使っているコンピュータやiPodのことなども書いていきたいと考えている。

私は元々東京に住んでいて、電車を便利に使っていた。 小さい頃から電車とか汽車とかは好きだったし、車は大気汚染するから良くない、などとも考えていたときもあった。 だから、免許を取ったのも二十歳を過ぎてからようやくだった。 しかも、AT限定免許。 時間のある学生のうちに、と言うことで半ば渋々、合宿へ行った。

私がそんな考えだったことからも、想像できるかもしれないが、我が家には車の免許を持っている人間がいなかった。 当然、車は一台もない。 免許は取っても車を買うお金があるわけでもなく、そのままペーパードライバーまっしぐらかと思われたが、ちょうど友達の知り合いが車を買い換える、とのことで、下取り査定0円(!)だった車を安く譲ってもらえた。

はじめは隣に誰か乗っていないと、不安で運転できなかったが、そのうち、走り慣れた道なら一人でも運転できるようになった。 そのうち、初めて走る道でも、とりあえず何とか一人で走っていけるようになった。 私の生活の中で、車の占める割合が少しずつ大きくなっていった。

社会人になって、群馬へ引っ越した。 群馬県は東京ほど鉄道網が網羅されていないため、車がないといろいろ不便である。 逆に、近くに温泉なども多く、車があるとあちこち遊びに行ける。 群馬に来てから、生活の中での車はますます大きくなった。

さて、そんな私が乗っている車はホンダのロゴという車である。 もうすでに140,000km以上走っていて、結構くたびれた感は否めない。 車庫入れの時に何度もボディーやサイドミラーを擦ってしまって、正直言って痛々しい。 小回りがきく車なのだが、私の家の車庫周りはあまりに狭すぎた...。

そして今年、オーナーが私になってから2回目の車検がやってきた。 誰に相談しても「買い換えれば」と言われ、私も中古車市場を眺めていた時期もある。 でも、ものには愛着というものがある。 特にこの車とは、群馬での新生活を一緒にやってきたという、妙な連帯感がある。

そう言うわけで、後2年はこの車とやっていくことに決めた。 いずれにしてもお金がないので、今年はスタッドレスを買うのをやめておくつもりだ。 幸い、私の住んでいるところは雪がほとんど降らないらしい。 早く春になって、チェーンなしでもあちこち行けるようになるのが待ち遠しい。 でも、花粉症だったっけ、私。